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製品化記念
381系「やくも」スペシャルサイト
伯備線における特急「やくも」運行開始50周年を記念して令和4年(2022)に登場した381系の国鉄色リバイバル「やくも」。このページでは〈国鉄色リバイバルやくも〉の製品化を記念して、伯備線特急「やくも」と振り子式特急形電車381系の特徴や381系「やくも」の塗装の変遷などを振り返ってまいります。
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伯備線は山陽地方と山陰地方を結ぶ陰陽連絡線のひとつで、倉敷と伯耆大山を結ぶ路線です。伯備線は根雨軽便線のルートを含む伯備北線と伯備南線の北部と南部からそれぞれ建設が進み、昭和3年(1928)10月25日に非電化路線として全通しました。
特急「やくも」のルーツは昭和28年(1953)運転開始の客車列車である臨時快速「だいせん」(のちに急行に昇格)にさかのぼります。その後「だいせん」はは急行「おき」への改称を経て、昭和47年(1972)3月に特急「やくも」となりました。昭和57年(1982)に伯備線は全線が電化、それに伴い「やくも」は381系によって電車化されました。その後「やくも」は車両のリニューアルなどを経ながら現在も381系によって運行されています。
伯備線 と やくも
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国土の多くを山地が占める日本は、山間部の渓谷や海岸線などに沿って鉄道が建設されることが多く、急曲線を線形に持つ鉄道路線が多く存在します。一般に列車は曲線部では遠心力による脱線を防ぐ目的で速度を落とすため、所要時間がかかることが課題となっていました。列車の速達化をめざして曲線部でも速度を落とさずに通過できる振り子式車両の研究が行われ、振り子式試験車である591系の成果を経て振り子式特急形電車381系が登場しました。381系は昭和48年(1973)7月の中央本線・篠ノ井線の全線電化のダイヤ改正から中央西線の特急「しなの」に投入されました。その後、381系は紀勢本線・阪和線の特急「くろしお」、伯備線の特急「やくも」へ投入され、各地で活躍しました。


しなの

くろしお
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やくも
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振り子式 381系
